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生きる・・とは何だろうか?


生きるという事への疑問は、人として生まれた者ならば誰しも一度は経験した想いだと思う。


46億年に渡る生命の定義とは「子孫を残す」事だった。


この世に存在したありとあらゆる生命に課せられた「生きる」という過程の中で一番の重大な使命。それは子孫を残し、自らの命を繁栄されることだった。


命は次の命へと手渡されるのだ。


植物が草食動物に食べられ、草食動物が肉食動物に食べられ、肉食動物は死して、その体は植物の糧となる。


その食物連鎖の歴史は永遠に続くものかと思われた・・。


しかし、46億年の歴史上初めて、その食物連鎖を断ち切った種が登場する。
その種は独立し、独自の道を歩み始め、生命の歴史が何十億年かかっても出来なかったことをわずか10万年で成し遂げた。


その種は、他の種と違い自らの意志でその繁栄を可能とした。
特別な種・・・それが人間である。


しかしその種は歴史上、数々な同族間での略奪、謀略、虐殺を繰り返した。


しかしそれは珍しい事ではない。
例えば本能しか持たない、一番知能が低い種族の中の一つ・・蟻。
彼らは集団で群を作り、弱い群を遅い、略奪、虐殺を繰り返す。

そう、生命にとって略奪、謀略、虐殺は最も原始的な行為なのだ。


全ての種に共通して持っているその原始的な行為を抑制することは、特別な種でも不可能だった。


その種は、特別であるかも知れないが高等ではないのかも知れない


そしてその種の生きる定義と、そのほかの種が生きる定義とは少し違って解釈される。


その種は子孫を残すことを生命の定義とせず、自ら個人の繁栄を定義とするようになった。


そして、それは「死」という生命が定義づけられた構造にも逆らい、必死に抗っている。






「・・・・」
 目が覚めた・・・。
 私の目の前には、無機質なコンクリートの天井と、そこを這う配管、部屋の暗さがよりいっそう増すような数える程の蛍光灯がちらちらと点灯している。
 いつもの見慣れた風景だ。
 思わず俯きたくなるような風景だが慣れればそんなにも気にならなくなる。

 思わず、夢で見ていた言葉の羅列を思い出す。



 私は・・・・何故死ななかったのだろうか・・・・?



   〜ARC〜



「おはよう、お姉ちゃん・・」
「トア・・・」
 目が覚めて、呆けているといつの間にか傍らにはトアが居た。
 トア・ノバルティス。私の双子の妹であり、XTORTの中枢部分といえる存在・・・私と同義な存在だ。
「おはよう・・トア」
「お姉ちゃん・・元気だった?」
「元気といわれても・・・ね・・」
 私は包帯にまかれた腕を持ち上げる。
 それを見たトアは慌てて私に謝る。
 その様子を見た私は思わず笑ってしまった。別にイヤミのつもりはなかったのだが、どうも意地悪してみたくなったらしい。
 そのころころ表情が変わるトアを見て、私はふと思ってしまった。
「不思議ね・・・」
 私のつぶやきを聞いたのか、トアは私に聞き返してくる。
「不思議?・・・何が不思議なの?おねえちゃん?」
「・・・・私達が・・・どうして双子で生まれたのかという事よ・・」
「え?」
 トアはきょとんとした顔で私を見る。
 そのトアに私は問いかける。
「トア・・・双子にも二種類あることは知っている?」
「にしゅるい?」
「一卵性と多卵性」
「多卵性は母親の子宮の中で、二つの卵が一緒に育つことを言うの」
「多卵性の双子は同じ時期に、同じ母親の胎を経て、この世に生を受けた。しかしそれはあくまでも卵が二つあった状態で生まれたので、元々それは二つの個体なのよ。だから多卵性の双子というのは最初から別の存在で、顔も似ていないことが多い」
「一方で一卵性、つまり私達のことね・・一卵性というのは精子と卵子が受精した卵が、何かの拍子で二つに別れたのが一卵性。つまり一卵性の双子は、元は一つの個体だったのよ」
「・・・・」
「つまり私とトアは元々一つの個体だったということ」
「だけど元々は一つの個体だったのに、今私とトアの存在は全くの二つに別れている。トアはトアとして完全に独立し、私は私として完全に独立していた」
「私はトアにはなれないし、トアも私になれない」
「元々一つの存在なのに・・・・フフ・・」
「でも双子の逸話というのは面白い・・・片一方が怪我をした同時刻に、もう片方の同じ場所にミミズ腫れが出来たり、片方が夢で見たことをもう片方が体験したり、片方の考えていることがもう片方に分かったり、そして・・・」
「片方が片方の意識を共有し、それを操ることが出来たり・・・・ね・・?」
 私は微笑えんだ、何故かトアはシュンとする。
「トア・・・私はアルカだけど、正確にはバルティスと榊原素子の二つの個体の出来損ないだ。アルカでもなければ、榊原素子でもない」
 トアは出来損ないという言葉にビクッと反応する。
 そういうことを言わないで欲しいという顔だが、彼女も私の片割れ、私の気持ちが分かるのか何も言わない。
「そして・・・・」
 私は手を動かそうとする。
 その時に軽い痛みが走る、XTORTによって蘇った体。包帯がなければ体を繋ぐことすら出来ない今の状態に多少の惨めさを覚えながらも、私は苦労して、自分の胸に手を置く。
「その二つの命を共有したXTORTの産物・・そういう意味では、私はもうトアと双子ですらないのかも知れない」
 私が自分を語るとき、トアは決まって、悲痛な目線を私に送る。だが決して不快な視線ではない、私の片割れとして、彼女の存在は私にとって、やはりある程度のウエイトを占めるようだ。
「ふう・・・」
 私はため息を付く。
「喋りすぎたかも知れない。少し疲れたよ、トア。今度は貴方の事を話して」
「う、うん!分かった」
 ぱっと輝いたトアはしどろもどろになりながらも、この頃学校であった事を私に話してくれる。
 格好いい先輩のこと、難しくなった勉強のこと、友達のこと・・・。
「で・・それでね、それでね」
 急にトアは話しを切る。
 そのトアの表情を見ると何となく分かってしまった。
「トア・・誰かに告白でもされたの?」
「!」
 その瞬間、トアの顔が赤くなる。
「う・・・・うん・・・ご、五人の男の子に・・・・告白されたの」
 五人・・。
 そうか、思いの外トアは男子生徒に人気があるのか・・。

 その時ふと、普通の女子中学生の顔に戻ったトアの顔を見て・・無性に虚しくなってしまった。
 トアは・・・私がXTORTの犠牲に選んだ人間への断罪を・・どう考えているのだろうか?トアは既に、何人もの人間を殺している。といっても、素人のトアが何を出来るわけでもなく処断は私の手によって行っている。基本的にその時、トアは眠っている。
 そのせいかトアの今の顔は私にとって入ることが出来ないテリトリーのように思えたのだ。


「命は・・・・何よりも重い・・・」


 トアを介してみる世界の情報の中にしばしばこの言葉に触れる。世間で流行の、死を決意した人物に「生きていけば何かがつかめる」といった言葉が羅列される事だ。

「トア・・・」
 私はふと疑問に思い、それを自分のことを話しているトアに聞いてみる。
「貴方は・・命は重いと思う?」
「・・・・え?」
「命は重い・・・と思う?」
「貴方の世界にある共通の理念として「命はの価値は何物にも代え難い」ということがあるわ」
「でも・・本当にそうなのだろうか?命とは重い物なのだろうか?」
 私の空虚な視線に驚いたのかトアは主張する。
「も・・もちろんだよ!私、お姉ちゃんが死んだらイヤだ!」
「・・・・」
「では仁科が死んだら?」
「え・・?」
「仁科が死んだら?どう思う?」
「・・・・」
 トアは言葉に詰まり、下を向く。
 トアも子供ではない。私達の生い立ちがどのような事か分かっている。トアもまた仁科を憎悪している。
「私は・・・命は重い物であるかも知れないが・・等価値ではないと思っている」
「え?」
「命は差別される物・・・・そしてそれは極当たり前の事として私達は受け止めている。だけどその大多数の人間がそれに気付いていない・・そう思う」
「・・・意味が分からないよ」
「例えばある人が犬を飼っていたとする。その人は犬を家族同然に扱っていた。その犬が死んだら・・・その人はどう思うかしら?」
「・・・そ、それは・・・悲しむと思うよ・・私だったら・・泣いちゃうかも」
「ではその人は、今こう平和に過ごしている中でも、貧困にあえぎ、不要に殺され、理不尽に奪われている命があることを知っているかしら?知ったときどう思うかしら・・?」
「え?」
「その人はそういう人間に対し、同情はするかもしれないが、真に悲しまむ事は出来ないと思う・・知らなかったら悲しむことすら出来ない・・」
「・・・・」
「この時点でその人は、人間よりも犬の命の方を大切に見ているのよ」
「しかし、世間では犬よりも人間の命を優先させる。捨て犬は保健所で殺されるが、人間は殺されない。それどころか人間を犬のように保健所で殺したら、人道問題として国内はおろか、世界から非難を浴びる」
「なのに、その人間は人よりも犬の命を優先させている。命の定義がそうであるのならばその人は人道に外れた意見を持っていると言うことになる」
「・・・・」
「人道という物はそういう意味で矛盾を含んでいる・・しかしその矛盾というのは至極当たり前に存在し、命の差別化を肯定している」
「「命が重い」というのは事実ではない、重いというのはあくまでも「自分にとって」重いのだけであってそれは主観である物」
「だから人は・・・人を愛し・・人に愛され人になる・・私をかたどっている物、トアをかたどっている物・・それに違いはあるかも知れないけど確実に形成されている物はある・・私にとって・・・自分を形成しているのはXTORTであるように・・・」
「XTORTの犠牲者、私・・いや、私達が殺した犠牲者も・・・その命は私達にとって「必要の重さ」であったのだと思う」
「トア・・貴方は犠牲者に対して後悔、罪悪感を抱いたことはある?」
「・・・・」
「トア・・貴方は私がしていることを知っている。しかしそれに対し、罪悪感は抱いていても、それでも貴方は私の命の方を優先する」
「それが命の差別よ」
 トアは私の言っていることを理解しているのか理解していないのかただ私の言葉に頷くことしかできなかった。
 別にトアに何かを期待したわけではなかったのだが・・・これは半分自分に対して説いているのかも知れない。
 ・・・・
 ・・・・
 らしくない・・・・





 XTORT



 私は人の認識とはつくづく不思議だと思う。



 人は生と強調しながら、同時に死への禁忌、そしてそれへの憧憬のようなものがある。



 XTORTは、死を操る技術だ。クローンや、死者蘇生さえ可能なこの技術は一般では「神の領域」とされている。
 人の命を操ることを「神の領域」という辺り、不思議と人間の奥底に刻み込まれている死への禁忌と憧憬に私はとても興味を抱いた。

 例えば、古代から人の一番最初の禁忌は生殖器だった。
 人間以外の種は、生殖器をさらすことを決して恥としない。では「知能」を身につけたはずの人間が一番最初の禁忌に生殖器に選んだのはどうしてだろう?やはりそれは生殖器もまた、生を司る「禁忌」なのだからというように思える、
 それは「理性」なのか「本能」なのか・・・・とても興味深い。

 その時、不意に私の横で声がした。
「細胞単位ですらアポトーシス、ネクローシスが定められている。それに逆らうことはたとえ一個体の人間といえど恐怖を抱くのではと私は思うがね」
「・・・・仁科・・」
「悪いと思いながらも聞かせてもらったよ・・・死への禁忌と憧憬か・・興味深いが・・お前らしくもない、どうした?」
「・・・別にどうもしないよ」
「殺人が怖くなったのか?」
「・・・・」
「そう睨まないでくれ」
 そういうと仁科は日課である、私の体に繋がれている機械類の数字をチェックする。
「すばらしい・・・ここまで細胞というのは動く物なのか・・まるで意志を持った生き物のようだ」
「この分だと。後数日で歩けるようになる・・素晴らしい・・これがXTORTか!」
 仁科は幸せそうな表情で機械をいじる。
 毎日、私は仁科に私の体の状況を聞く。
 最初は聞き流すだけだったが、ここ数日・・その報告を聞くと・・・不思議と私の胸に・・・熱い何かがわき出していることを、私は感じ取っていた。


 科学の成功・・・。
 この熱い何かはこれに由来しているということは、それを自覚してすぐに気付いた。この気持ちは榊原の記憶なのか、アルカの記憶なのか、それとも私の記憶であるのかは分からないが、XTORTがもたらした科学の成功は私を酔いしれるには十分な肴だった。
 四肢を動かすことがこれほどの歓びに満ちていたことを感じさせることは、久しく味わっていなかった。

 生の喜び・・・

 前に仁科は私にそんなことを言っていたが・・・

 これがそうか?





 しかしそれは・・・私にとってどうしようもない後悔を生むこととなった。



 私に最も近しい物だったかも知れない高畠の殺害・・・。



 その近しい人間の臓器の暖かさは、私に後悔の念と、限りなく冷たい暖かさ、その重さに私の手はしびれて動けなくなりそうだった。

 そのしびれは取れることはなかった。あの重さを忘れることが出来なかった。
 私は後悔していたのだ。


 しかししかし私は辞めるわけには行かなかった。
 もうここまで来て後戻りは許されない。
 私は犠牲者を生んだのだ。その犠牲は、いずれは私が犠牲者という糧になることで、人類の進歩に近づくはずだった。
 許されない。
 後戻りは許されない。

 殺さなくては・・・・

 この技術を伝えるために殺さなくては・・

 本能のままに犠牲者を探さなくては!




 しかし、気が付いたらもう・・その本能は何処にもなかった・・。




 アメリカ・・空港の機械が並ぶ部屋・・。
 トアは悲しそうな目を向け、私を罵倒している。
 トアは幸せになるために今まで生きてきた・・もう少しと言うところで・・それがダメになってしまった。
 しかし・・・・私は・・・・トアを・・・・最初から・・。


「全部・・・全部お姉ちゃんのせいだ!」
「!」

 その言葉で何かが切れてしまった私は手に持っていたマシンガンで、妹をめった打ちにした。
 妹の体はまるで操り人形のように跳ね上がり、まるで踊っているようにも見えた。
 トアの衣服は踊る度に赤い斑点を付け、その周りの肉を飛び散らせた。トアはもがき苦しんだ。しかし脳天に弾丸が当たると、痙攣を起こし、その場に倒れ込んだ。
 辞めない・・・
 死んだと確認した後も辞めない。
 何かに取り付けたようにマシンガンを浴びせ続けた。


 そしてマシンガンの弾丸が切れる・・・私は肩で息をする・・。
 妹の死体を見る。
 弾丸が集中した腹部は割れ、内蔵が飛び出し、特有の匂いを発していた。

 ・・・・

 私は最初からトアを犠牲者に選んでいた・・・。

 殺す予定だった・・。

 なのに・・・・なのに・・・・・

 トアの・・・私が銃を向けたときのトアの表情が・・・


 頭から離れない!


 私はXTORTを生み出すために生まれたはずなのに・・

 私の本能は人にこの技術を伝えるはずだったのに・・

 どうして後悔するのだろう?

 どうして罪悪感がわき上がってくるのだろう?

 今まで多くの人間を犠牲者に選んできたのに?

 どうして

 どうして

 私はこの時・・・私がなり得たい存在になり得たかも知れなかった・・・




 未明に仁科からルースの死を聞き、私は悔やんだ。
 ルースも犠牲者に選んでいたが・・私にとってルースは存在が遠すぎた。


 そして私が外にでる決心をしたとき、
「お姉ちゃん」
 と、突然脳内に響いた、トアの声・・。

 私は最初は驚いたが、それを受け入れた。
 私とトアは元々は一つの個体。それが時を経て、決して最良とは言えない形だったがまた元に戻ったのだ。
 ただそれだけのことだ・・・と私は考えた。

 しかし、その前にやらなければならないことがある。

「トア・・・」
 私の言葉で全てを察したトアは、頷いた。頷いたと分かった。
 そう、もう犠牲者はあともう一人で完成する。





 仁科を殺すことは・・XTORTの最後の仕上げだった。







「やめろ!何をするのだ!!??」
「何って・・分かっているでしょ?」
 私はメスを持つ手に軽く力を入れる。
「自分が今何をしようとしているか分かっているのか!?」
「私はお前を生き返らせてやったんだぞ?お前が今こうやって歩けるのは誰のお陰が忘れてはいまい!?」
 ・・・反吐が出る。
「言うな?お前が私にしたことを忘れてはいないだろう?」
「それはお前を愛しているからだ!素子!」
 その言葉に私は嗚咽を感じる。
「・・・・気持ち悪い」
「何?」
「気持ち悪いと言ったのよ」
「素子!!」
「フフ・・・」
 私の屈託のない笑みに仁科が泣き叫ぶ。
「・・・素子・・素子!!」
 仁科が抵抗するなんて事は考えなかった。
 仁科は絶対、私を殺せないと思ったからだ。
 仁科はおそらく信じていたのだろう。私が許すことを・・そして私と共に歩めることを・・私が殺意を放っているその時でさえ仁科の目から希望が消えることはなかった。私の殺意が嘘であるということを思いこんでもいるようだった。
 気持ち悪い・・・子宮のそこからこみ上げてくる悪い汚物の様な物が私の表情を変える。
 お前は許さない。
 絶対に許さない。
 許すものか。
 お前は私が最も憎悪する人間の一人だ。
 お前がいなければ、私は無駄な命を得ることもなかったのだ。
 お前が死ねばXTORTは完成する。
 私はアルカでもトアでも素子でもない。
 私はXTORTだ。

 私はゆっくり仁科に近づく。仁科は素子!素子!と泣き叫ぶ。私が今何をしようとしているか分かってはいるのだろうが、頭ではまだ理解できていないらしい。
 私が触れた瞬間。仁科は少し表情が和らいだ。触るのもいやだったが、私はその時、不思議と笑みがこぼれた。
 その笑みを見た瞬間仁科はまるで何かに包まれたような安らいだ笑みを浮かべた。
「素子・・・・・」
 その作業は単純な物だった。
 今まで犠牲者にしてきたことと同じ、軽く力を入れ、横にスライドするだけだった・・。

 しぶきをあげた血潮は、床にちらばり、仁科はその安らいだ笑みのまま、そのまま座り込む。
 その目の焦点はあってなく、血を垂れ流すだけの人形と成り下がった。
 私はその時、非常に落ち着いている自分がいることに気付いた。正直、仁科に対しての憎しみというのはこの時どうでも良くなっていたのかもしれない。


 要はXTORTにとって最善な事とは何かという判断のみだった。


 この技術は、この国におけない、置いていくことは出来ない。


 私は向かおう・・・・自分が必要としてくれるところへ・・・・。


 私が残した技術は・・・いずれ人類の技術となり、発展への糧となるのだ。



 終劇


あとがき